仙台オープン病院

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カプセル内視鏡検査のご案内

カプセル内視鏡とは?

 これまでの内視鏡検査は口あるいは肛門から直径 1cm 前後の長い管を挿入して食道や胃、大腸などの精密検査や治療を行うものでした。しかし、長さが約 7m にもおよぶ小腸は「暗黒大陸」と呼ばれ、これまで内視鏡による検査を十分に行うことができませんでした。さまざまな試みがなされてきましたが、 2000 年以降にバルーン内視鏡とカプセル内視鏡という、新しいタイプの内視鏡が開発され、小腸に関する精密検査も行えるようになってきました。カプセル内視鏡は文字通り、カプセルの形をしたチューブのない内視鏡です。外径 11mm 、長さ 26mm とやや大きめではありますが、お薬のように飲み込むだけでよいため患者さんの負担も少なく、現在では主に小腸の病気が疑われる場合の検査として使用されています。当センターではオリンパス社製 Endo Capsule を導入し、小腸疾患の診療を行っています。

カプセル内視鏡

カプセル内視鏡の適応

  カプセル内視鏡は飲み込むだけの比較的簡便な検査ですが、今のところ従来の上部(胃・十二指腸)内視鏡や大腸内視鏡の代わりになるものではありません。現時点では消化管出血に対して上部、下部内視鏡を行っても原因が不明であった場合に、カプセル内視鏡による検査が保険適応となります。なお、異常が見つかり治療などが必要となった場合には、バルーン内視鏡などによる処置を後日行うことになります。

カプセル内視鏡の対象とならない方

  • 小腸の狭窄が事前に他の検査で明らかになっている方(クローン病など)
  • ペースメーカーを装着している方
  • 妊娠中の方(安全性がまだ確認されていないため)

カプセル内視鏡検査の予約方法

  かかりつけの医療機関からの紹介状を持参のうえ、一度当院消化器内科外来を受診していただきます。診察の後、カプセル内視鏡の検査日を決定します。

検査の実際

  *カプセル内視鏡検査は外来で行います。
   
検査前日   夕食後は絶食としてください。
    お水、あるいは透明な清涼飲料水は摂取可です。
     
検査当日   午前 8 時 30 分頃に来院していただきます(普段のお薬は内服してください)。
   

来院後、問診を行い

  1. 体温、脈拍、血圧を測定します。
  2. 消泡剤と下剤を飲みす。
  3. 検査機器を装着します。
  4. カプセル内視鏡を飲みます。
 
1時間後  
カプセルが胃を通過したかどうかを医師がモニターで確認します。
通過していない場合にはお薬を注射したり、内視鏡でカプセルを十二指腸に送り込むことがあります。

その後は自由に行動していただいて結構です。

 
2時間後  
水分の摂取が可能です。
 
4時間後  
食事の摂取が可能です。
 
約8時間後  
センサーを取り外し、検査終了です。
     
検査後日   外来を受診していただきます。当日レントゲン写真を撮影してカプセルの排出を確認するとともに、検査結果の説明を行います。

検査の実際

検査に伴う偶発症

  小腸の狭窄などにより、カプセル内視鏡が排出されず、長期間体内にとどまったままになる場合があります(滞留)。 2週間以上排出されない場合は下剤などの処置を施しますが、無効であればバルーン内視鏡あるいは手術による摘出を必要とすることがありえます。

カプセル内視鏡検査に要する費用について

  健康保険の適応となる検査ですが、 3 割負担の方で 3 万円弱が必要です。