看護部
私たちは「地域包括ケア時代」に沿った看護実践のため、地域で生活する患者さん方に「自分らしく生きる」を支援し続けるよう努めていきます。
2025年問題の施策である「地域包括ケア時代」が到来する中、更に厚生労働省は、「保健医療2035」に向けて「地域主体の保険医療の再編」を明確に示しています。
当院は「地域医療支援病院」として全国第1号で承認された病院であり、看護部の担う役割も重大です。私たちは、地域包括ケア時代における「地域完結型医療」の提供に努めます。看護部は、患者さんやご家族の意向や背景をふまえた上で「院内外でのチーム医療提供の実現」を目指しています。
看護部は、継続した高質な看護の提供のために「固定チームナーシング」看護提供方式を導入しています。固定チームナーシングは、小集団活動理論を活かした課題達成型です。各部署は年間でチーム目標を掲げ、それぞれがリーダーシップを発揮し、課題達成していきます。そのプロセスが、看護師としての成長と自律に繋がります。
また、教育システムは「キャリア開発ラダー」を取り入れ、時代の変遷とともにプログラムを進化させながら活用しています。当院の看護師一人ひとりが目標を持ち、自己実現に向けて活き活きと力を発揮していけるよう支援しています。
外来はオープンシステム型の診療体制をとっております。スタッフは看護師、看護補助者、事務で構成され、すべての診療科を担当しており、診療介助や検査案内、化学療法治療など業務は多岐に渡っています。
院内における認定看護師や、入院退院支援看護師、管理栄養士、薬剤師、医師事務補助者などと連携を図り地域や病棟を繋ぎながらチーム医療にも力を入れています。化学療法治療は2000件/年以上を行っており、化学療法看護認定看護師が2名在籍し安心して治療が受けられるようにサポートしております。
現在、外来看護師として求められる知識や技術も多様化・高度化していますが、スタッフ一同自己研鑽や院内教育にも積極的に参加し笑顔がステキな「外来から始める看護」を目指しています。
外来、病棟、救急外来、健診センター受験者の内視鏡および放射線透視下検査と治療を行っている中央検査部門です。2019年度の内視鏡症例数は22,065件、1日100件前後を実施しており東北トップクラス の症例数を誇っています。内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)や逆行性膵胆管造影(ERCP)などの高度な治療、他施設では困難な症例、緊急の治療も行っています。
看護師は、患者に寄り添い不安や緊張の緩和を図り、安心・安全に検査治療が行えるように看護を行います。また、医師指示のもと専門性が高い処置の介助を行っており、消化器内視鏡技師の資格を52%のスタッフが取得しています。検査と治療に携わっているため、医師、診療放射線技師、臨床工学士との関わりが多く、チーム力を高め合いより良い医療の提供に努めています。
病床数48床の消化器外科病棟です。消化器外科の中でも胃、膵臓・胆嚢・肝臓の手術が多く、専門的なケアを実施しています。また、化学療法・終末期を迎えた患者さんの看護も行っています。
私達は入院中から退院を見据えた看護を行い、患者さんやご家族の方が安心して退院後の生活が出来るように、多職種と協力し看護の提供に努めています。
内科と外科の混合病棟です。消化器・肝胆膵内科は大腸ポリペクトミー・腸炎・胆管炎などの患者さん、消化器外科は大腸疾患・胆嚢結石・虫垂炎・鼠径ヘルニアなどの手術や、化学療法を行っている患者さんの看護を行っています。
看護部の理念に則り、スタッフ一同やさしさと誠意をもって信頼される看護の提供に努めています。
B棟5階は病床数48床の消化管・肝胆膵内科中心の混合病棟です。 上部内視鏡治療、外科術前、化学療法の患者さんが大半を占めています。 当院の治療技術を求めて入院される患者さんもいらっしゃいます。
「信頼される看護を提供する」を目標に、患者さんが元気になられるような関わり方を工夫し、心がけています。よろしくお願いします。
消化管・肝胆膵内科の病棟です。消化器病センターの最上階に位置しており、各病室からは蔵王連峰や泉ヶ岳、海も景観できます。 病棟スタッフは看護師29名、看護助手5名、看護事務1名で構成され、消化器がんや消化器疾患の急性期から慢性期の患者さんが療養しています。
医師や多職種と連携し患者さんや家族の方が安心して入院生活を送れるよう診療の補助を行っています。
消化器内科は、日本で最先端の内視鏡治療が毎日行われており、私たち看護師は患者さんが安全に治療を受けられ、回復できるように支援し、個別性を大切にした信頼される看護を提供するために日々努めております。
令和元年度は1433件の手術が行われ、そのうち全身麻酔は89%、鏡視下手術は60%でした。緊急の手術でも鏡視下で行われています。診療科は消化器外科、心臓血管外科の他に、ハイブリッド室増築により循環器内科や消化管・肝胆膵内科の治療も行っています。
進歩、高度化している手術や治療について日々学習し、患者さんが安心して手術を受けられるように、優しさと誠意をもって信頼される手術看護の提供に努めています。
8床のベッドが完備されております。主に心臓血管外科や消化器外科の侵襲の大きい手術後の管理、また心筋梗塞、重症心不全の患者さんに対して呼吸循環動態の管理、ケアが行われています。
また、様々な医療機器管理、薬剤管理が行われているため、臨床工学技士や薬剤師など多職種と連携し、患者さんの安全に配慮しながら業務を行っています。スタッフは専門的な知識と看護技術が必要となるため、積極的に院内外の研修に参加し自己研鑽に努めています。
HCUは病床8床を有し、消化器外科の手術直後や循環器の治療を目的とした患者さん、ERからの重症度の高い患者さんを対象としています。
そのため、的確な観察やアセスメント、緊急時の処置等幅広い知識やスキルを持って対応しています。一方で、一般病棟へ移動してからも順調に退院できるよう多職種と協働し、早期より日常生活の援助を行い、多岐にわたってケアを提供しています。
患者さんが安心して治療が受けられるよう日々心がけています。
救急外来は、主に消化器・循環器・呼吸器系疾患を対象にした二次救急医療を提供しております。特徴としては、緊急内視鏡検査・治療、緊急心臓カテーテル検査・治療、消化器外科・心臓血管外科の緊急手術等の高度な専門的治療を365日24時間体制で受け入れています。
看護スタッフは、救急分野はもとより、インターベーションエキスパートナース・消化器内視鏡技師・呼吸療法士・トリアージナース・診療看護師など、知識・技術の習得と探求に努めております。急激な体調の変化により辛い思いをなさっている患者さん・ご家族が、少しでも早く症状を改善できるようお手伝い致します。
C棟2階は24時間体制で全科にわたる緊急入院に対応している病棟です。病床数21床看護師、薬剤師、ナースエイド、看護事務で早期より多職種と連携をとりながら看護を行っています。
毎日の目まぐるしい環境の中、苦痛の緩和を一番に考え『安全で安心な信頼できる看護』を目指してスタッフ一同頑張っています。入院中不安なことはどんな事でもご相談ください。笑顔と元気をモットーに対応致します。
循環器内科・心臓血管外科病棟です。心臓カテーテル検査・治療が年間500件、最近では不整脈治療に力を入れています。また、心臓リハビリテーション室が病棟に併設され、心臓血管外科の手術後の患者さんに対しては、全症例で心臓リハビリテーションを実施し、早期回復へ繋げた看護を行っています。さらに、慢性心不全認定看護師が在籍し、病棟とハートチーム(多職種が集まったチーム)が連携して治療計画から退院指導、外来へつなげるチーム医療を展開しています。
スタッフはやさしく、元気で活気があり、患者さんへの誠意ある看護を心掛け、チームワークを大切にしている病棟です。
呼吸器内科病棟です。患者さんは、年齢層が高く、動きの支援や食事支援を必要とする方が多い為、入院時から多職種と協働し患者さんが安心して過ごせるような体制を整えています。
『本人および家族の意思を尊重し、その人らしく暮らせるように多職種や地域と連携しながら支援していく』という病棟ビジョンのもとに、スタッフ一丸となり患者さんにより良い看護を提供していけるよう日々頑張っております。駆け足のように忙しい中でも、スタッフの笑顔は最高です。
Copyright © Sendai Open Hospital. All Rights Reserved.