2025年7月19日、当院にて日本救急医学会認定「第56回ICLS(Immediate Cardiac Life Support)コース」を開催いたしました。
ICLSコースとは、突然の心停止に対する最初の10分間の適切なチーム蘇生を習得するための教育プログラムであり、医師・看護師・救急救命士をはじめ、多職種の医療従事者が参加する実践的なトレーニングです。
また、ICLSコースは受講者が受動的に講義を受けるのではなく、実習やシナリオに参加し、実際に蘇生処置を模擬的に体験できるプログラム内容となっています。
当日は、院内から12名の受講者が参加し、インストラクター指導のもと、心肺蘇生法、気道管理、AEDの使用、チームダイナミクス(各自の役割を明確にし、チーム全体で共通目標にむかって取り組む訓練)などについて学びました。グループごとのシミュレーション演習を通して、各自が真剣に実践に取り組み、即応力と連携力の向上が図られました。
📷当日の様子
🗣️参加者の声
◎ 非常に楽しく有意義な時間でした。ありがとうございました。
◎ ご指導ありがとうございました。同期とも共有したいと思います。
◎ 貴重な体験でした。
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当院では今後もICLSコースをはじめとする各種トレーニングや研修会を定期的に継続開催し、医療従事者の知識と技術の向上を図ってまいります。
救命の現場では、迅速かつ適切な判断とチームの連携が求められます。今回の実践的な研修を通じて、日々の診療の中でも落ち着いて確実に対応できる力を育んでいくことが、患者さんの安全と命を守る第一歩になると考えております。
これからも地域医療の一端を担う病院として、医療の質の向上と、より安全安心な医療提供体制の構築に努めてまいります。