
厚生労働省発表の平均寿命と健康寿命の差(2022年)は、男性で約9年、女性で約12年あります。食生活、運動、社会との関わり等の影響で、生活習慣病や身体機能の低下が起こることが主な要因とされています。この差を縮めるには様々なアプローチが必要ですが、今回は、食生活の中でも特に重要な朝食について簡単に取り上げてみます。
みなさんは、毎日朝食をとっていますか。朝食では、何を食べていますか。
忙しい朝は時間がない、食欲がない、食べる習慣がない等の理由で抜いてしまうこともあるかもしれません。しかし、朝食をとることは、生活習慣病、身体機能低下予防等に大きく関わっています。健康寿命を延ばし、楽しく自分らしく過ごすための一つとして、朝食について見直してみませんか。
【朝食の効果】
・体内時計をリセットする
・体脂肪を蓄えやすい夜にかけてのまとめ食い、エネルギーのとりすぎを抑え、脂肪による体重増加を防ぐ
・昼食、夕食後の急激な血糖値の上昇、下降を防ぐ
・空腹によるストレスからの血圧の上昇を抑える
・1日2食ではとりきれない、エネルギー、たんぱく質、食物繊維、カリウム等、全身の筋肉量、筋力を維持したり、血圧や血糖値等のコントロールを行うのに必要な栄養素を補うことができる
・集中力、記憶力、活動性を保つ など
【朝食をとるには】
・基本は、「炭水化物」「たんぱく質(魚・肉・卵・大豆・乳製品)」「野菜・海藻・きのこ類」を揃えることが理想


・食べる習慣がない場合は、まずは何か口にすることから始めてみる
・準備の負担があれば、そのまま食べられる食品として、納豆、卵、豆腐、果物、乳製品の.他、インスタント、レトルト食品、缶詰なども活用する
・朝食で一度にたくさん食べられない場合は、間食を含めて何回かに分けて食べる
この他にも、お一人お一人に合った方法がたくさんあると思います。まずは、できることから少しずつ始めてみましょう。
栄養管理室管理栄養士 大石朱李
